間隔反復とは?どのように学習を助けるのか
アプリの画面と辞書の語義は英語です。スクリーンショットと動画は、実際の英語版アプリを使用しています。
間隔反復とは、一度に長時間学ぶのではなく、別々の学習時間に分けて復習することです。多くのアプリは、回答に応じて次の復習を調整します。目的は後で役立つ形で思い出せることにあり、忘れる直前の正確な瞬間を見つけることではありません。
この記事はMijiの開発者が公開しています。
なぜ新しい単語を忘れるのか
情報源は2026年10月22日に確認しました。
昨日調べた単語を、今日はもう忘れている。そんなこと、ありますよね。新しく覚えたことは、また使わなければ早く記憶から抜けていきます。
1880年代、ドイツの科学者ヘルマン・エビングハウスは、自分自身で実験しました。作り物の単語のリストを覚え、数時間後、数日後、数週間後にどれだけ覚えているかを調べたのです。
再学習の結果からは、初めに急速に低下し、その後は緩やかに下がる様子が見られました。忘却曲線の解説では、その実験と限界を説明しています。
学んだ内容に戻ることは、後の記憶を助けます。適切な間隔は、課題や、どれほど長く覚えておく必要があるかによります。学習間隔に関する研究では、覚えておきたい期間が長いほど、長めの学習間隔が有利になることが示されました。
間隔反復の仕組み
いつ忘れるのかを、ぴたりと当てる必要はありません。学んだことにまた戻れるよう、予定を作るのが間隔反復です。こんな流れで試してみましょう。
- 新しい単語を学ぶ。
- 少し時間を置いて、その単語の問題に答える。
- 覚えていたら、次の問題までの間隔を長くする。
- 忘れていたら、早めにまた出題し、短い間隔からやり直す。
今日「arid」という単語を学んだとします。明日、数日後、そして1〜2週間後にまた見るかもしれません。これはスケジュールの一例であり、すべての学習者に合うルールではありません。
この方法は、二つの考え方を組み合わせています。
一つ目は間隔を空けることです。時間を置いた何度かの短い復習は、一度の長い学習よりも役立ちます。一回の学習だけでは、後で思い出せない部分が残ることがあります。別の日に戻ると、その抜けを確かめる機会を増やせます。
二つ目は思い出すことです。単語を読み直すのは簡単に感じますが、それだけでは十分ではありません。頭の中から自分で意味を取り出そうとするほうが難しいのです。想起の実験では、繰り返し読む学習と比べ、後のテストで効果が見られました。間隔を空けることと思い出すことは別の考え方ですが、よく組み合わせて使われます。
忘れていても、失敗ではありません。その単語は早めにまた出てきます。よく知っている単語は少し長く待てて、難しい単語はもう少し練習が必要なこともあります。
ライトナー式の箱:紙で行う間隔反復
試すのにアプリは必要ありません。紙のライトナーシステムでは、フラッシュカードといくつかの箱を使い、復習のグループを分けます。
- 新しいカードはすべて、毎日学習する最初の箱に入れる。
- 正解したカードは、次の箱に移す。
- 後ろの箱は、数日おきや週1回など、学習の頻度を下げる。
- 間違えたカードは、最初の箱に戻す。
簡単な単語は後ろへ進み、出題される回数が減ります。難しい単語は、覚えられるまで前に残ります。
大変なのは、その管理です。一枚ずつカードを動かし、今日はどの箱の番かを覚えておく。手作業だと、なかなかの仕事になります。
まず紙のカードで試したい方は、ライトナーシステムのガイドをご覧ください。箱とルールを順に説明しています。
間隔反復アプリ
間隔反復アプリは、箱の管理を引き受けます。すべてのカードを追跡し、いつ戻ってくるかを決めます。
Ankiは、このためのオープンソースの方式であるFSRSを使うことができ、Mijiも採用しています。FSRSは回答履歴から将来の想起を推定し、学習の予定を立てます。
以下のアプリはいずれも間隔反復を使いますが、それぞれ目的が異なります。
- Ankiは、パソコンとスマートフォン向けのフラッシュカードソフトです。iPhoneアプリはパソコン版と組み合わせて使います。
- Nojiは、学生、教員、語学学習者向けのフラッシュカード学習アプリです。
- Mochiは、ノートとフラッシュカードのアプリです。ノートとカードを互いにリンクできます。
- MijiはiPhone用の英語辞書です。保存した意味が単語カードになり、後日の練習用に通知を使うこともできます。
- RemNoteは、ノート、フラッシュカード、PDFをまとめて扱う学習ツールです。
- Brainscapeは、カードごとにどれほど自信があったかを評価するフラッシュカードアプリです。
新しい言語をコース形式で学びたいなら、Memriseにはコースとレッスンがあります。英語以外の科目や、すでにパソコンで管理しているデッキを学ぶなら、AnkiやNojiを選びましょう。Mijiは、調べた英単語のためのアプリです。選んだ意味からカードを作るので、表裏を自分で書く必要はありません。ただし、何を練習するか選び、実際に答えるのは自分です。
| アプリ | ダウンロード価格 | 評価 | 最終更新 | 必要環境 |
|---|---|---|---|---|
| AnkiMobile Flashcards | $24.99 | 2300+件の評価で4.0 | 2025-09-08 | iOS 15.2以降 |
| Miji: Dictionary & Flashcards | 無料 | 評価はまだありません | 2026-10-14 | iOS 26.0以降 |
| Noji - Flashcards study app | 無料 | 13000+件の評価で4.6 | 2026-09-24 | iOS 16.4以降 |
| Mochi - Flashcards and notes | 無料 | 170+件の評価で4.6 | 2026-09-16 | iOS 15.6以降 |
| RemNote - Notes & Flashcards | 無料 | 1600+件の評価で4.8 | 2026-10-17 | iOS 16.5以降 |
| Brainscape - Study Flashcards | 無料 | 21000+件の評価で4.8 | 2026-10-05 | iOS 16.6以降 |
| Memrise: Language Learning App | 無料 | 210000+件の評価で4.8 | 2026-09-07 | iOS 15.0以降 |
フラッシュカードはどこから用意するのでしょうか?
- Ankiでは、パソコンでカードを追加してからiPhoneで学習できます。
- Nojiでは、自分でカードを作るか、ライブラリから既成のデッキを選びます。
- Mijiでは、調べた単語でRememberをタップすると、二つのカードができます。
- MochiとRemNoteでは、ノートから直接カードを作れます。
- Brainscapeでは、ノートや画像からカードを作るか、専門家やほかの人が作ったカードを学習します。
どの用意の仕方でも、間隔反復は使えます。学びたい内容に合うものを選びましょう。
Ankiからの乗り換えを考えているなら、iPhoneで使えるおすすめのAnki代替アプリをご覧ください。
Mijiが復習の間隔を管理する
Mijiでは、間隔反復は辞書から始まります。単語を調べてRememberをタップし、通知が来たら答えます。カードを書く必要も、箱を管理する必要もありません。
Mijiの基本は辞書です。85,000語の英単語を収録し、発音と例文を確認できます。辞書は内蔵されていてオフラインで使え、学習にアカウントは必要ありません。

Rememberをタップするたびに二つのカードができるので、両方向に思い出す練習ができます。一方は単語を示して意味を問い、もう一方は意味を示して単語を問います。
その後は、自動で動くライトナー式の箱のように、Mijiが各単語を管理します。復習時期になると、そのカードが通知で届きます。ロック画面でKnewかForgotをタップすればよく、学習時間を別に計画する必要はありません。

忘れていたら、最初の箱に戻るカードのように、早めにまた出題されます。そのときの回答でもXPはもらえます。
通知の動作はiPhoneの許可や設定によって異なります。復習時期になった単語は、Mijiの検索欄の下にも表示されます。

Mijiは英語辞書の意味に特化し、iOS 26以降のiPhoneが必要です。自分のデッキ、無料のエクスポート、プライベートなiCloud復元に対応しています。バックアップは複数端末の常時同期ではなく、Mijiも汎用の共有デッキプラットフォームではありません。
無料版は、10語分の保存枠から始められます。 辞書検索と学習は引き続き無料です。Proでは単語の保存枠とデッキ数が無制限になり、ほかのアプリからの保存も使えます。
よくある質問
間隔反復とは何ですか?
別々の学習時間に分けて練習することです。回答のたびに後の復習を調整する仕組みもあれば、簡単なカレンダーや紙の箱のスケジュールを使う方法もあります。
間隔反復はどのように行いますか?
復習のたびに、答えを見る前に思い出してみましょう。その回答を、次の時期を決める手がかりにできます。難しい意味は、よく知っている意味より早く出てくることがあります。
なぜ間隔反復はよい学習方法なのですか?
役立つところに時間を使えるからです。よく覚えている内容は間を空け、忘れかけている内容を練習します。目的は、一度にすべてを繰り返すのではなく、有用な練習を分散させることです。
間隔反復をいちばん簡単に始めるには?
実際に出会う単語から始めましょう。Mijiなら、調べた単語でRememberをタップします。Mijiがカードを作り、復習の間隔も管理します。